BLUESS Laboratory

■ポケットコンピュータ　SHARP PC-1500/1501 と周辺機器たち

■CE-150　内蔵バッテリー交換

　CE-150はバッテリー（NiCd電池[単3型1.2V-450mAh]×5本）を内蔵しています。これまで5台のCE-150を分解しましたが、5台とも内蔵バッテリーはひどい状態でした。どれも液漏れを起こして端子は腐食し、周囲の基板にも浸食が及んでいます。ACアダプタを接続して動作したのは1台だけで、あとは「ERROR 80：バッテリー切れ」のため動作不能でした。まずはバッテリーを修理しないとプリンターの動作確認もできません。

　同型バッテリーを求めてラジコン屋、無線屋、パーツショップなどを巡りましたが「単3型5本6V」の品は見つかりません。あるラジコンショップで「汎用品でこの形のバッテリーは無い事」、「ラグ付き充電池をハンダ付けで接合し熱収縮チューブで巻いて自作する方法」を教えてもらいました。なるほど！！

　バッテリーは自作するしかないと悟ったとき、ふともう一つの方法を思い付きました。

■単三電池ボックスを加工して5本用を製作し、エネループ5本を装着する

• CE-150底面にある7本のネジを外す。
• 接合部を前後にずらすようにするとフック（5ケ所）が外れ易い。
• 電池を押えている金属カバーを外す（ネジ2本）
• 電池が繋がっている赤黒のコードを基板から外す。
• SHARP製NiCd電池[単3型1.2V-450mAh]×5本のバッテリーパックを外す。
• 単3用電池ボックス（2本用×2個、1本用×1個）を加工して5本用電池ボックス製作。
• 不要となる端子部分をカットし、強力接着剤で固定。
• ※接着性を高めるため電池ボックス底面を粗めのサンドペーパーで磨いておくと良い。
• 電池ボックスの赤黒コードを基板に半田付けする。（極性に注意）
• フル充電済のENELOOP[HR-3UTG 1.2V 1990mAh]電池5本セット。
• 元の充電池を押さえていた金属カバーは不要になります。
• 裏ぶたをはめて元通りに組み立てる。

　CE-150の駆動系統に異常がなければこの方法でCE-150は復活します。バッテリー容量が約4倍になっているので相当長持ちします。

【バッテリーの充電方法】
　電圧が低下すると [ERROR 80]や[ERROR 78]が表示されます。裏ぶたを外してエネループを取り出し、専用チャージャーで充電してから再度セットするようにしています。

CE-150の取扱説明書には「フル充電には15時間必要・・」と記載あります。ということは、純正状態で15時間ならエネループだと60時間くらい必要ということでしょうか？

CE-150にACアダプターを接続して充電して良いかどうか・・・まだ未知の世界です・・

■ラグ付き充電池をハンダ付けで接合し熱収縮チューブで巻く

　まだ試していません・・

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